FXにおける投資手法

外国為替市場の相場変動を利用し、通貨の売買を行って利益を求めていくということが、FXの大まかな概要になりますが、この通貨の売買には様々なノウハウがあり、それらが投資手法として確立されているものもあります。

ピラミッディングは、そうした数ある投資手法のなかのひとつになり、タイプとしては攻めタイプで、利益を積極的に取り込むことを目的としています。
為替レートが一方向に動いていく時に有効な手法で、特徴としてはリスクを抑えながら利益を求めていくことができます。

例えば上昇していく為替レートがあるとします。通常であれば、そのまま投資している通貨を保持している状態、ポジションを持っている状態を維持していきますが、ピラミッディングではレートが上昇してポジションの評価損益が上がって含み益が出ていくたびに、そのポジションを買い足していきます。
これにより、上がっていくレートに対してポジションを増やしていくことになるため、得られる利益も増えていくことになります。

ピラミッディングと呼ばれている理由は、この時のポジションの買い足し方に特徴があり、例えば新規注文を100で行ったとしたら、次の買い足しは50、その次は25と、買い足していくたびに小さくしていくのです。レートが上がっていくたびに、買い足しの通貨量が少なくなってピラミッドのような形を作っていくことから、このように呼ばれています。

このような買い足しの仕方をするのは、為替レートが一方方向に進んでいけばいくほど、いずれかのタイミングで反転する可能性が増えてくるからです。
先の例で言えば、為替レートがどんどんと上がっていってその通貨の値が高くなれば、今度は売られる方向になり、そこからは逆に値が下がっていくことになるためで、その時に得ている含み益を失くしてしまわないために、買い足しする通貨の量を、為替レートが上がっていく度に少なくしていくのです。

攻めのピラミッディングに対して、守りを意識した投資手法にリフレクティングというものがあります。
これも、同じように為替レートが一方向に用いる手法になり、ピラミッディングよりも利益率は落ちますが、非常に手堅い形で利益を確保して行くことができます。

形としてはピラミッディングに似ており、例えば上昇していく為替レートがあった場合、そのレートの上昇に合わせて通貨を段階的に少なくしていきながら買っていきます。
リフレクティングの最大の特徴は、この通貨を買うタイミングで、それまで持っていたポジションを一度決済して利益を確定させてしまう事にあります。

つまり、上昇していく為替レートに対し、含み益がある程度出たらそこで一度決済をして利益を取り込んで確定させ、そこから新たに少ない通貨量で新規注文を立て、それに含み益が出たら取り込んで、また少ない通貨量の注文を立てる、という事を繰り返していくのです。
これにより、為替レートの上昇に合わせて安全に利益を取り込みながら、新たな利益獲得を買張ることができ、もちろん、レートが急に反転したとしても、新たに立てた少ないポジションに対して含み損がでるだけなので、リスクを小さく抑えることができるのです。

このように、投資手法はいろいろな特徴や仕組みがあり、そこには様々な考え方がつまっています。どの手法を用いるのかはその人次第になるとは思いますが、こうしたものを参考にして投資取引を行うことで、変化し続ける相場に対し柔軟に対応できる経験値を得られることでしょう。